皆様おはようございます、今日も朝ごはんはファミチキのまさしさんです。
ここのところ、ほぼ毎日朝ごはんがファミチキなので、そろそろ成人病が心配になってきている感じですが今のところ健康に生きています。
まあそんなことはどうでもよくて。
表題の件です。
小規模・個人ゲーム開発界隈の隅っこの方にちょこんと座らせて頂きましてそろそろ2,3年が経過するわけなんですが、昨年「とっとこダンジョン」をリリースし、ゲームイベントなどにもいくつか出展させて頂いた関係で色々な方と交流させて頂きました。
じつはまだ詳細は発表出来ないのですが、夏に大きなゲーム関係のイベントにて小規模・個人ゲーム開発について、グループセッションという形で少しだけお話(登壇)する機会を頂きまして、それもあって少し纏めておこうかなーみたいな感じで筆を取った次第であります。
ちなみに当方、ゲームに対する思いは非常に強いものがあると思ってはいるのですが、ゲームに対する知識や思い出が20年前くらいでストップしています。僕の中での最新鋭のゲームの思い出は「スペースチャンネル5」とか「パラサイト・イヴ」です。そこから、2016年までタイムスリップしてしまったような人間です。まあそんな人間の戯れ言みたいな感じですが少しお付き合い下さいませ・・。
★てな感じで書いていて、なんだか微妙にまとまらないなーと思って放置していたエントリなのですが、とりあえず長くなってきたので分けます。今回はその①ということで。。
さて。。
小規模・個人ゲーム開発界隈といっても色々な業態があるのかなと思います。
綺麗にゾーニング出来るわけではなく、曖昧に繋がっているような所もあるかとは思いますが、ざっくり以下のように分類させて頂きます。
【スマホゲーム界隈】
【インディーゲーム界隈】
【同人ゲーム界隈】
【フリーゲーム界隈】
他にもあるのかもしれません。また教えてくださいませ。。もしかすると、来年あたりはここに【VRゲーム界隈】というジャンルが確立されるような気がしています。いや既にあるような気もします。しかしまだ私の知識が追いついていないので今回は割愛させて頂きますすいません・・。
そして、私の認識や知識はかなり中途半端で適当なので、間違ってるぞ!てな所がありましたらご指摘下さい。また随時修正・加筆してまいります。
あと、おそらくは上の界隈全てひっくるめて欧米では「インディー」と総称すると思います。ゲーム業界において「インディーの定義」は色々な所でドンパチと議論が分かれる所だとは思いますので私なんかが定義するのはおこがましいですが、もともとはWikipediaによりますと「メジャー」と資本関係が無く、人的交流(お仕事関係的な)なども無いものものは全て「インディー」となると言う事です。「メジャー」ってなんだ?って定義がとても難しいですが、ざっくり有名ゲーム企業、、という事になるでしょうか。スクエニですとかバンナムクラスはもちろん、中規模な有名なゲーム会社さんもまあメジャーという括りでいいのかなとも思います。ただ、このあたり現在は規模や歴史なんかは関係なく小規模でも恐ろしいほどの売上をドカンと上げるメーカーもいたりしますので、非常に区分が曖昧な所ではあるかなと思います。
というわけで、書いててなんだかよくわかんなくなってきましたが、法人含めてということで(我々も法人ではあるので)、個人・または数名の法人で開発し、ゲームイベントやSNSなどでコミュニケーションを取ったりしているような形態の開発者・グループ・法人、、というイメージでいきましょう。
ではではそろそろ纏めてまいりましょう。
【スマホゲーム界隈】
まずはスマホゲーム界隈から参りましょう。こちらはおそらく上の区分の中では一番新しいジャンルではないでしょうか。我々もここの界隈に入るのかと思います。対象とするプラットフォームはiOS/Androidがメインだと思います。一部Windows phoneとかって方もおられるかとは思いますが考えないことにします。収益モデルとしては、おそらく所謂フリーミアムモデルを採用されている方が一番多いのではないでしょうか。一部有料のゲームを出されている方もおられます。有料ゲームの場合はかなりのクオリティを要求されるケースが多いかと思いますので、有料ゲームディベロッパーさんはどちらかというとインディーゲーム界隈な方に近い立ち位置なのかなと思います。対象としているユーザ層は、ゲーム好きな層に留まらず従来ゲームをほとんど楽しんでいない層、むしろゲームがあまり好きではない層まで含め、言うならば全ての層を対象にしていると言ってもいいかと思います。故に、「こんなのゲームじゃない!」と言われそうなものも非常に多くて、本当に従来のカテゴライズに当てはまらない界隈なのかなと思います。クオリティもジャンルもネタも千差万別。1日で作ったようなゲームからメーカー製ゲームに迫るクオリティまで本当にカオス。
開発における考え方・スタンスも様々ではありますが、個人的な印象としては全体としてはやはり収益性に重きを置いている方が多いような気がします。どう売るか、どう広めるか、、という所でしょうか。ゲームそのものが好きという方も多いとは思いますが、それに加えてマーケティング・プロモーションと言った所を非常に重視しないといけないジャンルです。本当に数が多くて普通のものでは本当に埋もれます。なのでやはりキャッチーなネタや時事ジャンルに絡めたものも多いです。
このジャンルで活動している方は本当に色々な方がおられます。元ゲームクリエイターの方などもおられますが、全くゲームを開発した事の無い方(私もそうですが)、、という方も本当に多いです。普段サラリーマンをしていて土日や業務後に副業でされている方というのが数的にはやはり多いのでしょうか。ただやはりゲームだけで収益を立てて生活されている方というのはほんの一握りです。あと、小規模法人としては元ガラケー向けアプリ開発からスマホに転身というパターンも多いような気がします。
収益に関してです。昨年から本当に沢山の開発者様と交流させて頂きましたが上はもうそれこそ毎月数百万〜数千万円稼ぐクラスの方(個人でです)から、月100円程度の売上の方まで千差万別。俗に「天上界」と言われる方々は本当に凄まじいですが、あえてここでは詳しく言及しないことに致します。天上界のお話は、またいつか書いてみたいと思います。。
パブリッシュ方法はAppStore/Google Playですので自分でSubmitして自分でパブリッシュする方法です。ほんの一部ですが、大手ゲームデベロッパーからパブリッシュされる方もおられるかと思います。最近は、iOS/Androidでリリースしてその後3DS/PSP/Vitaなどのコンシューマ機に移植という流れも増えてきています。あと、SYUPRO-DXさんの新作「世界一長い5分間」のように、スマホを経ずにいきなりコンシューマ機でリリース、、というパターンも増えてくるかもしれません。
リリースする国は日本国内だけという方も結構おられます。ストアはもちろん全世界に向けて簡単にリリース出来るのですが、やはりローカライズの費用がバカにならないので、国内向けだけというパターンも多いです。
開発手法としては、昔はXcodeやEclipse(Android-SDK)を使った個別でのネイティブ開発やC++での開発が多かったのかなと思いますが、今はUnityやcocos2d-xを使ったマルチプラットフォーム開発が主流だと思います。
さて、この界隈でヒットしている方というと、私の個人的な印象と偏見ではありますが、元デザイナー・プランナーさん出身の方が多いような気がします。やはりスマホゲーム界隈というのは良くも悪くも「マーケティング」の世界です。キャッチーでSNSで拡散されやすい柔軟なアイデアや見た目を構築出来る方が強い・・というイメージです。逆にゲームが大好きでゲーム愛に溢れている方は少し苦戦しているイメージがあります。
あと個人的に思うのは、今後この界隈と「インディーゲーム界隈」は密接に関わってくるのではないか、、と考えています。話せば長くなるのですが、スマホゲーム界隈もやはりネタものキャッチーものだけでは苦しくなってきます。クオリティや表現の豊かさをもっと求められる時代になってきますので。。
やばいめっちゃ長くなってきた。
というわけで、一旦これにて切ります。
ではまた。。