2015年9月8日火曜日

42歳からのゲームプログラミング

おひさしぶりのブログ投稿です。

すいません、ここのところ「ここっとダンジョン」の開発に掛かりっきりでブログ書いてる暇がございませんでした。

え?「とっとこドルアーガ」はどうなっとるんじゃい!って?

すいません、じつは「ここっとダンジョン」の方が先に開発をスタートさせていて、こちらをリリース後に取り掛かるつもりだったのです。。じつは、このゲーム当初の目標は8月上旬のリリースを予定していたのです。しかしですね、まあ色々と新しいことを詰め込んでいくうちに、なかなかカオスなことになってきまして、色々と遅延しており今に至る・・・。というわけでございます。



さてさて本題に入りましょう。
今回、私は新作ここっとダンジョンのプログラミング全般・他もろもろやってます。
タイトルにあるように実は私は本格的にがっつりゲームプログラミングをするのは今回が初めてみたいなものなのです。とっとこダンジョンは天才プログラマーひょろも君が開発してくれましたので、わたしはアレヤコレヤ言うだけで済んだのです。そのひょろも君は一身上の理由にて退職しまして、お金も無いので基本的には私が自分でプログラミングは全てやらねばならぬ。。というわけなのででございます。

ゲームのプログラミングというと、私は中学生〜高校生くらいの頃、X68000で本当に超簡単なテキストベースのスロットマシンゲームとかそんなものしか作ったことがございませんでした。言語もなんだったか忘れたくらい。。まあそんなくらいの経験です。あとは、実は4年ほど前に会社を立ちあげた時わりとガッツリゲームを作ろうとしてまして、GoogleAppEngine/Java(Slim3)を使ってサーバサイドのプログラミングも少ししてました。私はもともとビジネス・アプリケーションのエンジニアをずっとやっておりましたので、ゲームとはいえサーバサイドのロジックを書くのはぜんぜんお手の物ではあったのですが。。まあ、そのゲームも結局のところお蔵入りするんですが。(またいつかその話も書きます)

んでですね、今回のここっとダンジョンはとっとこダンジョンをベースに作りますのでcocos2d-xです。C++ですね。いったい何年ぶりのC++でしょうか。しかしながら、最近色々な言語をさわってワヤクチャになった頭には、シンプルあんどシンプルなC++は意外にもスッと進められました。ああ、なんだろうこのほっとする感じ。。しかもC++11はあの田舎臭いC++になんだかいろいろモダーンな仕様が入ってたりするじゃありませんか。ゴリゴリ馬鹿みたいにベタなCプログラミングしかしてこなかった自分には隔世の感でございますね。。

横道にそれました。。わたくし42歳からまさかこんなにガッツリコードを書くとは思っていませんでしたが、実に楽しいです。いや、実際はいろいろ苦しいんですけどね。でもコーディングするのは本当に楽しい。しかし、ゲームはコーディングだけすればいいというものではございません。ゲームにおいてコーディングはほんと最後の転写みたいなもので、プログラム書く前が本番。。というかもうそこでほぼ終わりみたいなもの。。。というのがよーくわかりました。そのあたり本当に思いつくまま適当に進めていたので今泣きを見ています。。まあそのあたりまたいつかなんか書こうかなと思います。

とはいえ、まあ思っていたよりはスムーズに開発は進んでおります。cocos2d-xが比較的分かりやすいフレームワークということもあるとは思いますが、それよりもひょろも君がわかりやすい綺麗なコードを書いてくれていたからです。ありがとう。


さてさて。私は今までゲーム会社に在籍していたわけでもないし、自分でゲームを作ってきたわけでもないのです。そしてここ20年ほどゲーム自体ほぼやってなかったんです。そんな単なる42歳のおっちゃんがちゃんとゲーム作って生活していけるのでしょうか?普通で考えたら無謀です。無謀にも程があります。

いままでおかげ様で色々な開発者の方にお会いさせて頂いたのですが、やはり売れるアプリを作られる方はだいたい今まで有名なゲーム開発会社にて実績を積んで、それから個人やインディーゲーム界隈で活躍されているというパターンが多いように思います。あとは、別の路線としてはWebやエンタメ系界隈のデザインなどの方面で華やかな実績を積み、そこからアプリへ。。というパターンの方。それかヘビーなゲーマーの方でゲームに大して一家言ある方だとか。。そういうパターンでしょうか。。

私のような、下請けソフトハウスで20年近く地味〜にエンジニアをやってきてそこから何かの気が触れてしまったかのように急にゲーム作り始める・・・なんてパターン・・がうまく行くはずもないのです・・・。


・・・ですが。なんでしょう。全く根拠は無いのですがなんだか大丈夫そうな気がしているのです。なぜでしょう。グラフィックのみさきちゃんのイラストやデザインが素晴らしすぎるのでそう感じているのかもしれません。いやでもそれだけではない何かも感じるのです。なんでしょうね。

まあ、42歳のおっさんの戯言ですが、どうなりますでしょうか。

なかなかこの歳から全くの未経験でゲーム業界でやっていこうなんてのは珍しい気もするので、顛末をまたちょいちょい記していこうかなと思ったりした次第です。